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砂浜の、すみっこで シロチドリ観察日記
¥1,800
無職になった。 海辺に生きる人間というのは、生活に困ったら浜へ行けばなんとかなる、と思っている。 まあ、暇だし、とりあえず浜でもいっとくか。 砂浜を歩いていると、ピュイっという鳴き声とともに一羽の鳥が足下に飛び出してきた。 翼をひろげて、バタバタともがいて、こっちをにらんでいる。 ――鳥は、シロチドリだった。 知る、ということは、不安や悲しみを、ひとつ多く、拾ってしまう行為ではないかと思う。 二〇二五年初夏、そして夏。砂浜のすみっこで、シロチドリたちをながめつづけてきた記録。 三万字程度のエッセイ、フルカラー写真29頁。
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【日々詩編集室刊行】翼ある日々へ
¥2,200
2023年9月・日々詩編集室から刊行した書籍です。 2025年5月、日々詩編集室が急な閉業それにともなう契約解除となりました。こちらは著者献本在庫分の販売です。(流通お取り扱いしていただいている書店さんもまだたくさんありますので、定価での頒布となります) 孤伏澤つたゐ ネイチャーフォトライティングエッセイ集。 ミソサザイ、ハシブトガラ、ナベヅル、……冬になれば飛来するカモたち。旅をして/あるいは旅をせずに鳥を探した日々について。 祝福、言祝ぐ――「人間に見つめられること」は、鳥たちにとって本来有益に働くことのない出来事だ。 鳥たちと生息地を同じくする人間として「見ること」の功罪を問うネイチャーフォトライティングエッセイ集。 ミソサザイのクソデカボイス メスのいない世界 あるいはバードウォッチングにおける存在の消去 鳥たちのおくりもの 翼ある日々へ リソグラフ印刷による写真を収録。 A5版/リソグラフ印刷/104ページ
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世涯ノ兎島ニテ幻覚ヲ見タルコト
¥850
ウェブ・ニュースレターなどで書いたエッセイと、「兎島にて」の自作解説をまとめた本です。 エッセイ 書店、写真を撮ること/書くこと、「土地」のこと文学のこと…… (ニュースレターやブログ記事です。すべてウェブ上で読めますが、表現を修正している部分もあります) 世涯ノ兎島ニテ幻覚ヲ見タルコト 封印を解いて読んでください。 ドラコニア小説「兎島にて」の答えあわせにどうぞ。 『兎島にて』のネタバレが含まれますのでご注意ください。 A6/56ページ/リソグラフ/袋とじ製本
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